
ピリ辛ソースのオムそばを卵で包んで召し上がれ~~♪

さて、ピリ辛と言えば、私には少しほろ苦い思い出がある。
かつて、まだ目じりの皺が1センチだった頃(英訳Long long time ago)
・・・
私には昔から外食をすると辛いものを頼む癖があった。
1960年の創業から名古屋人が親しむ「味仙」では絶対台湾ラーメンを頼むし、
チャンピオン飯店では「激辛餃子」を食し、
ココイチでは毎回3辛のクリームコロッケ2個トッピングが定番である。
でもいざ食べ始めると台湾ラーメンは3口で「もうむり~」と
旦那が頼んだ平和なアメリカンと交換してもらうわがままジュリエット発動、
本当は中辛餃子が好きだし、
カレーもしばしば「とろ~り甘くなるソース」のお世話になっているくらい辛いのが苦手。
わかってる。苦手なんです私、無理なんです辛いの。でもまた同じ過ちを犯し自問自答する。
【なぜ人はいつも見えない何かと戦わずにいられないのだろうか…。】
そんなある日、まだ小さかったベイビーズ2人とイオンのフードコートで晩御飯♪
娘と息子はいつも通り大好きな魁力屋のラーメン。
そうだな、お母さんも一緒に魁力屋で…と、思いながら
ふと目をやったお隣の中華料理店の看板の真っ赤なスープに心を奪われる。
力強いフォントで書かれているのは今のおすすめ
「酸辣湯麺」!
…嗚呼!なんて魅力的なんだ!
辛味と酸味の刺激的なコラボレーションの中で泳ぐしなやかな麺。
といえどもHere isフードコート。
「きっと程よい衝撃もありつつファミリーに優しくも飽きない美味しさなんでしょう~?!」ということで、迷わずオーダー。
キッズ達が先に出来上がった熟成醤油と良質背油たっぷりの京都背油醤油味玉ラーメンに
舌鼓を打つのを微笑ましく眺めていると
…PPPP!PPPP!PPPP!…
「はいはいはい!わかったわかった!」と、けたたましく叫ぶ呼び出しブザーに返事をしながら
店に向かう私をカウンターで待ち受けていたのは…!
たっぷりと真っ赤なラー油(??)がかかった、
まさに本格!酸!辣!湯!麺!
・・・なぁにぃ?!やっちまったな!・・・
私の中のクールポコが餅をつく。
「男は黙って酸辣湯!」
かっ、辛い…!!
つーんと鼻に抜ける、いや、鼻の奥を刺す酢の刺激に続いて、
ラー油?の辛さがお口いっぱいに広がるスープ。
少しでも麺を啜ろうものなら・・・
【以下、脳内実況】
まずは辛味をたっぷり帯びた湯気がじわじわと喉を覆ってゆくぅ!
おっと、少しひるんだ隙を狙って咽頭に辛みのドロップキックが決まったぁぁぁぁ!これは辛い!しばらく咳が止まりません!おおっと遂に涙が溢れてきた!かなり苦しそうだぁぁぁ!!
いや、すごいよ、広い宇宙の数ある1つ青い地球の小さな日本の中の
たまにライブとかとばされちゃう名古屋のベットタウンの中の数ある中でも
特に小さなイオンのフードコートでさ。
酸辣湯麺!まさに中国4千年の歴史!本格的すぎや!!
酸辣湯麺て四川料理なのか!…と何気に調べてみると、
酸辣湯麺の発祥地、江戸は港区赤坂かい!どこの本格やねぇぇぇん!
いや、もうそんなことはいいんだ、このお口の中にどんどん蓄積されていく辛味を
1度払拭しなくては何を食べても辛い塊にしか思えん!辛い!
kk辛い!からいからいかrrrぁぁぁぁlllllっっ
と目を白黒させてコップをつかむ私に向かって、真っすぐな目の娘が一言
「お母さん(。◕◕。)」
「その辛くて酸っぱいのがお母さんの今日の晩御飯なの?」
・・・がっびーーん!!
家族でお出かけした夕方のイオンのフードコート。一緒に平和なラーメンをすすりながら、
「この後ゲーセンでUFOキャッチャーでもやろうか?うふふふふ…☆
それとも名古屋飯の裏番長スガキヤでラーメン決めた後、
ぜんざいソフトでも食べる?あはははは…☆」などと
ささやかな幸せともいえる何気ない会話、
何でもないようなことが幸せだったとおも~う~と回想されるであろう幸せなひと時を、
あたいはっ!!!苦手な辛さへの好奇心で台無しにしてしまったんだ………
……ガクッ(首を垂れ燃え尽き灰になったジョーの音)
というわけで、辛いのやめました。
本格酸辣湯麺、美味しかったんだけど、辛いもの苦手な私にはハードルが高すぎた・・・
また1つ大人の階段を上ってから、またチャレンジしたい!
そんなワタクシの最近のお気に入りフードコートメニューは
韓美膳のビビンバとスンドゥブセット♡
コリテナ―イ。
By.モテ母
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